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初期資金の難易度連動・バージョン自動採番・ゲーム内マニュアル導線

公開日: 2026-04-06

公開からまだ数時間ですが、さっそく3つのアップデートを入れました。順番にゆるく紹介します。

1. 初期資金を難易度連動に変更しました

これまで初期資金は 1億円固定 だったのですが、これを難易度別に変えました。

難易度初期資金
研修医20,000万円(2億円)
一般医15,000万円(1.5億円)
専門医10,000万円(1億円)
名医7,000万円

ニューゲーム画面の難易度カードに、選択中の初期資金が表示されるようにしました。

なぜ変えたか

公開直後に試遊してみたところ、1億円固定では:

  • 研修医(チュートリアル想定) だと序盤の選択ミスで詰みやすい
  • 名医(上級者向け) だと逆に余裕がありすぎて緊張感が出ない

ということに気づきました。難易度というのは「査定の厳しさ」だけで語るものではなく、プレイヤーが許される失敗の数 で表現するほうが体験として自然なんですよね。初期資金はその一番分かりやすいパラメータだと思います。

難易度調整の難しさ

正直な話、ゲームバランスの調整って本当に難しいです。

数字をいくらこねくり回しても、結局自分でプレイしないとわかりません。しかも自分は開発者なので、どこに地雷があるか全部知っているから、客観的に「初心者がここで詰まるかどうか」を判定できないんですよね。

このゲームは医療系シミュレーションという性質上、リアリティを優先すると経営は厳しくなりがちですし、かといって甘くしすぎるとゲームとしての緊張感がなくなる。「リアル」と「楽しさ」のバランス点を探す作業 がずっと続いていく感じです。

なので、難易度の数値や初期資金は今後もちょくちょく変更します。 「この前まで一般医15,000万だったのに、今14,000万になってる!」みたいなことも普通にあると思います。プレイヤーの皆さんには、しばらく揺れ動く前提でお付き合いいただけると嬉しいです。

特定の値で安定するまでは、各難易度の初期資金が「適正値」というよりは「今のところの仮の値」だと思っていてください。

2. バージョン管理を導入しました(自動化のちょい紹介)

これまでは画面のフッターに v1.0 とハードコードされていただけだったのですが、ちゃんとビルド単位でバージョンが分かるようにしました。

タイトル画面と設定画面の下のほうを見ると、こんな表示があるはずです:

v1.0.0 build 101

この build 101 の数字が コミットするたびに自動で1ずつ増えます

どうやって自動化しているか

仕組みは意外とシンプルで、Vite のビルド時に git rev-list --count HEAD を実行してコミット総数を取り、それを文字列としてアプリに埋め込んでいるだけです。

ts
// vite.config.ts(簡略版)
import { execSync } from 'node:child_process'
import pkg from './package.json' with { type: 'json' }

const buildNumber = execSync('git rev-list --count HEAD').toString().trim()

export default defineConfig({
  define: {
    __APP_VERSION__: JSON.stringify(`v${pkg.version} build ${buildNumber}`),
  },
})

何が嬉しいか

最初は「コミット前のフックでバージョンを自動で上げる」みたいなやり方を検討していたんですが、それだと:

  • 毎コミットで package.json が書き換わって diff が汚れる
  • rebase や amend したときに番号が飛ぶ
  • セマンティックバージョニングの patch の意味がズレる

など、わりと面倒な問題があるんですよね。

それに対してビルド時に git から数えるやり方なら:

  • package.json は触らない
  • rebase しても自動で再計算される
  • フックのような特殊な仕組みも要らない

…と、いいことしかありません。フックを書く前に「そもそも自動採番ってビルド時で十分じゃない?」と気づけて良かった という小さな学びでした。

メジャー・マイナー版(v1.0v1.1)を上げたいときだけ package.jsonversion を1行編集します。それ以外は何もしません。

3. ゲーム本体からマニュアルへ飛べるようにしました

これ、地味ですが個人的に一番反省しているポイントです。

公開時点で、マニュアル(hospitas.info/manual/)への導線がゲーム本体に一切ありませんでした。プレイヤーがマニュアルの存在に気づくには、そもそもこの開発ブログのトップから飛んでもらうしかなかったのです。

「困ったときに見るところがない」状態は UX として最悪なので、すぐに2箇所から飛べるようにしました。

サイドバー末尾に常設リンク

ゲーム左側のメニュー(設定の下あたり)に「マニュアル ↗」というリンクを追加しました。いつでもクリックすればマニュアルトップが別タブで開きます。

ヘルプモーダルからページ別ジャンプ

各ページのタイトル横にある「?」ボタンを押すと、そのページの簡単なヘルプモーダルが出ます。これは元からあった機能なんですが、新たにモーダルの一番下に「公式マニュアルで詳しく読む →」というリンクを追加しました。

しかもこれ、今いるページに対応したマニュアルページに直接ジャンプ します。たとえば外来ページの「?」から押せば外来マニュアルが、入院ページの「?」からなら入院マニュアルが開きます。困った文脈にそのまま答えに辿りつけるようにしたつもりです。

おまけ: ヘッダーの「Hospi+」もリンク化

タイトルバー左上の Hospi+ ロゴをクリックすると hospitas.info に飛ぶようにしました。ブラウザでよくある「左上のロゴはトップに戻る」という挙動を踏襲しています。

まとめ

今回の3つのアップデートはどれも「公開して初めて気づいたこと」がきっかけでした。

  • 初期資金の調整 → 自分でプレイし直したら詰みやすかった
  • バージョン表記 → コミットしたあとに「これどのビルドだっけ?」となった
  • マニュアル導線 → ゲーム本体から飛べないことに公開後に気づいた

リリースして触ってもらわないと見えないことって本当に多いんだなあ、と改めて感じています。バランス調整も含めて、まだまだ手探りの状態が続きそうです。

引き続き、ゆるくお付き合いください!

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